[trip] スイスへのunit trip

lenacci2006-04-13




久しぶりの日記!ほぼ2ヶ月ぶり。
mid review 以来だからね、だいぶプロジェクトのほうも時間も進んで、
最終提出まであと一ヶ月。。。
あせってくる時期になりました。


3月の28日から一週間ほど、unit tripということで、スイスとイタリアへ行ってきました。
今回の旅の目的は、プロジェクトのプログラムもほぼ決まり、自分のデザインを頭に入れつつ、スイスの質の良い建築を見に行きインスピレーションを得る。ということでした。実際に、何をどういう感じで作るか決めた後だったので、使う材料、ディテールなど、注目する部分もより細かくなり、吸収するものが多かったように思います。
そういう意味では大成功のunit tripでした!


今回、初のスイス旅行、そして憧れでありインテリアデザインから建築を学ぼうという決心をしたきっかけとなった建築家、Peter ZumthorのBathへも行くということでわくわく。
スケジュール的には厳しかったけど、とっても楽しかったです。
Road Tripだったのでなんだか前に住んでたアメリカを思い出したり。



スイスは一山越えるだけで季節や気候が変化する場所でした。



”トンネルを抜ければそこは雪国だった”



”雪国”の有名な出だしのように、一山超えたら春だった風景がいきなり雪国になったり。
わたしが今回旅したのはイタリアに一番近い南側のGraubunden地方だったので、Zurich,Basel,Bernなど大きな都市はなかったのですが、山間にぽつぽつ村があるような風景が一般的で、派手なものはあまりなく、自然の厳しさとともに堅実に暮らしているのがスイスなんだなという感じをうけました。


永世中立国という立場を守り抜くためにも、国民一体となってがんばっているのじゃないかなぁと。


そして建築レベルのあまりの高さ!!



昔からの伝統的な大工仕事の木造住宅、納屋、などこれらの建物も素晴らしく、木造建築の優れているあたり、どことなく日本に似ている所もあるなぁと感じました。発電所、ごみ処理所などの何気ない建物も建築家が設計していたり、びっくりしました。


無駄なものはなにもない、そんな感じでした。



そしてこういう風景を見ながら建築を見回り、今、わたしの学校でも神がかり的な存在になっているPeter Zumthorのような建築家がでてきたことも全然不思議でないなと正直に思いました。

むしろ、小さな村にとてもセンスのいい建築家が住んでいたり、掘れば掘るほどでてくるのじゃないかしら?という気がしてなりません!


食べ物は山国なのでイタリア、スペインのようにバラエティーに飛んでいるわけではなく、パン、パスタなどの小麦粉料理、くるみ、ナッツ、りんごなどをパンでくるんだとても甘いお菓子といった感じでした。
あとは乳製品とワイン!

特にワインに関してはスイスのワインなんて聞いたこともなかったのですが、それもそのはず、ワイン好きな国民によってスイス国内で全て消費されてしまうらしく、輸出されるワインが残らないようです。なので現地にいかないと手に入らないのでとてもレアだそう!
たっぷり堪能してきました♡


その後イタリアのComoへ行き、現地解散、残りたい人は残って自分のサイトの調査をしたり、学校も春休みに入る直前だったので、イタリアで旅を続ける子もいたり。
わたしはComoに4日ほど残り、一日コモ湖沿いにあるBellagioというとてもきれいな街にクルージングをしに行き、
あとはMilanoと前からの夢だったCremonaというヴァイオリン職人の町に日帰りで行ってきました。


ロンドンへ帰ってきて一週間ほど。春休みの真っ最中ですが、実際春休みというよりもプロジェクト集中期間といった感じで、休み無しです。


ではまた続きは後ほど!!



Chao♥♥♥